不倫で訴訟を起こす前に知っておくべきことは?
不倫で訴訟を起こそうと考えるのならば、最低限の知識が必要です。
流れや費用など大まかな内容をまとめてみましたので参考にしてみてください。
訴訟を起こす理由
離婚をするにあたり、夫婦間の話し合いで離婚が成立したら協議離婚と言います。
しかし不倫が原因の離婚であれば慰謝料が発生するため、なかなか夫婦間の話し合い一筋縄では決着がつきにくいもの。
慰謝料の金額や親権についても異議申し立てがあれば、調停を立ててそちらで話し合うことになります。
それでも話し合いがまとまらない場合の最終手段として訴訟を起こし、いわゆる不倫裁判が始まるのです。
流れを知ろう
協議離婚では条件がまとまらず訴訟を起こす気持ちが固まったら、まずは最寄りの裁判所へ行き訴訟を提出します。
それを元に訴状が作られ、旦那さんであったり不倫相手に送付されます。
訴状には裁判の日付が書かれており、この訴状に基づきいよいよ裁判が始まります。
ここで裁判官が中立の立場に立ち、状況を把握した上で和解案を出すのですが、これに納得出来ればそこで裁判は終了です。
納得出来なければ尋問をする時間が設けられ、最終的には裁判官が判決を下し結論を出します。
費用はどのくらいかかる?
裁判を起こすためには弁護士を雇わなければいけないと思われるかもしれませんが、絶対に雇わなければいけないわけではありません。
とは言え、裁判まで起こして勝訴しようと考えるのならば素人では限界があります。
弁護士を雇った際の相場は支払わせる慰謝料の額により変動しますが、200万支払ってもらう場合はその金額の2、3割にあたる40~60万が相場と言われています。
この2、3割を高いと見るか、必要経費と見るかは人それぞれですね。
費用を相手に支払わせるのはあり?
さて、この2、3割の費用を相手に払わせたら、200万は自分の手に入るのでは?と思われるかもしれません。しかし弁護士費用は相手に請求することは不可となります。
支払い請求が可能なのは裁判費用のみです。
事前の証拠集めが肝心
訴訟を起こす前に肝心なのは不倫の証拠を集めることです。
弁護士を雇うにしても、証拠があってはじめて力を発揮してもらえるわけです。
裁判で勝つための有力で決定的な証拠は、一緒に暮らしていてもなかなか素人では掴みにくいものです。
相手に有無を言わせない証拠を確実に掴みたいなら、探偵にお願いしてみましょう。
自分で決定的な瞬間を押さえようとして、密会の現場に居合わせてしまったら、怒りで自分を抑えられず、かえって裁判を不利にしてしまうといけませんからね!
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出来れば裁判を起こすなど大ごとにせず、話し合いで済むのが一番です。
しかし不倫をした身分で往生際が悪いとうんざりしてしまいますよね。
その時は徹底的に裁判で戦い、納得できる慰謝料をいただきましょう。
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