既婚者の恋と独身者の恋
不倫をしている人の中には、自分がしていることを正当化するように「不倫の恋も恋は恋なんだから仕方ない」という人がいます。
これは『恋』というプラスのイメージで『不倫』というマイナスをごまかそうとしているのではないでしょうか。
恋なら不倫でも仕方ないですか?
既婚者の不倫の恋と独身者の恋の違いについてお伝えします。
恋の裏側に罪悪感
ふたりが独身であれば、恋人同士でも片思いでも恋という感情を持つことは、心がワクワクふわふわするいい感情です。
周囲の人に相談したら、きっと応援してくれることでしょう。
どちらか一方が既婚者である場合はどうでしょう。
不倫に発展していても、片思いをしてしまっても心の中にあるのは戸惑い・焦り・罪悪感という負の感情ではないですか?
相談したくても周囲の人にはできず、インターネットの相談サイトをついついのぞいてしまう。
仮に知人に相談ができても大っぴらに応援してくれる人はまず少ないでしょう。
そしてこの罪悪感という存在がスパイスとなって、不倫という秘密の恋を激しく唯一の恋だと勘違いさせてしまうことがあるのでやっかいなのです。
未来の約束
独身同士の恋は、終わる時はきちんと終わりが見えるものです。
ですから、デートの終わりがけに
「次はいつ会える?」
「今度はどこ行こうか?」
「家に着いたら連絡すね!」
「次のお休みには旅行にいこう」
などの会話ができます。
しかし不倫カップルの場合、極端に表現するのであれば1秒先の予定すら約束ができません。
これは、既婚者の時間は家族によって行使できなくなる可能性が高いということを表しています。
既婚者の時間は本人のものであっても、自分ひとりで管理できるものではないということです。
だからこそ、不倫には『未来』はなく、あるのは『今』だけだということになります。
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恋の先に愛はあるのか
独身者同士の恋の先には結婚が待っているものです。
むしろ結婚に向けて愛を育んでいるといっても言い過ぎではないでしょう。
しかし、既婚者の場合はそうはいきません。
当然ですよね、すでに結婚しているのですから。
結婚は『愛』を誓うものです。
結婚をすることによって『恋』は『愛』へと形を変えていきます。
相手の気持ちや時間や空間をひたすら奪い合っていくことが『恋』なら、お互いに譲り合い、共有することが『愛』だと言えるかもしれません。
不倫では奪い合うことはあっても共有することはできないのです。
いかがでしたでしょうか。
『恋』と一言で言ってしまえば同じようですが、その言葉の裏側をのぞいてみるとずいぶんと大きな違いがあることがわかりますよね。
不倫の恋を不毛と思うか純愛と思うか、あなたはどちらですか。
私が不倫の苦しみから逃れられた理由とは
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